美食エリア <中目黒・池尻大橋>で楽しむグルメ

中目尻ディナー特集

中目黒・池尻大橋エリアは東京屈指の美食エリア。閑静な住宅街や路地裏に隠れ家的な名店が多く存在しています。芸能人がお忍びで通い詰めるお店も少なくありません。

ちょっと気になるお店から、通いつめたくなる有名店まで、散策がてら行きたい、隠れ家+美食エリアで人気のお店をご紹介しましょう。

目黒川沿いのコーヒーワンダーランド!世界が注目するスタバが登場!

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スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京
〔中目黒〕

『スターバックス リザーブ 』の「メルローズトーキョー」

「メルローズ トーキョー」は、甘酸っぱいチェリーとかすかな苦味のあるチェリービターズフレーバーで仕上げたコールドブリューコーヒー

2019年春、中目黒でもっとも話題を集めているのが『スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京』。世界で5店舗目、日本1号店となるこの店は、コーヒー豆の焙煎からさまざまな抽出法で提供する1杯、魅力的なグッズの販売などを通して『のめり込むような体験』を五感で感じられる特別なストアだ。

世界的な建築家の隈研吾氏がデザインした店舗は、まるでアトラクションいっぱいのコーヒー・ワンダーランド。1階には大きな焙煎機があり、パイプを通って4階で袋詰めされ、日本各地のスタバへと出荷される。工場見学をしているようなワクワク感も感じられる。

『プリンチ』のベーカリー

イタリアンベーカリー『プリンチ』のペストリーやサンドイッチ。店内のオーブンで焼き上げる、本場仕込みの美味しさ

また通常のスタバにはないドリンクが豊富なのもこの店の魅力。1階の『MAIN BAR』では、特別でユニークなメニュー約60種を用意。ちょっと大人のコーヒーを楽しめる。また、ミラノの人気ベーカリー『プリンチ』も出店。「コルネッティ」や「フォカッチャ」など本場と変わらないパンとコーヒーを味わいたい。

さらに、2階にはスタバの紅茶ブランド『ティバーナ』のティーバー、3階には革新的なクラフトカクテルを提供する本格的なバー『アリビアーモ』があり、今までにないビバレッジ体験が可能。この店でしか味わえないものばかり!毎日通っても飽きることのない新しいスタバだ。

『スターバックス リザーブ ロースタリー 東京』の店内

店内中央には高さ17メートルの銅版のキャスクがそびえ、目黒川をイメージさせる桜の花びらが飾られている。3階には目黒川を見下ろすテラス席『縁側』もあり、四季折々の表情を楽しめる

店舗情報
スターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ
スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京
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電話番号:03-6417-0202
コーヒー、バー、ベーカリー/中目黒/花見
東京都目黒区青葉台2-19−23
東急東横線 中目黒駅より徒歩7分
東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩7分
東急田園都市線 池尻大橋駅より徒歩7分
1,000~2,000円

美しい桜を眺めながら、本場南イタリア料理を堪能!

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TI PICCHIO
〔中目黒〕

ティピッキオの「ナポリのジェノベーゼ」

ナポリの伝統的料理「ナポリのジェノベーゼ」は、牛肉と玉ねぎを前日からじっくりと煮込んだソースと、ミッレリーゲという幅広なショートパスタを使ったひと品

『朝日橋』近くに建つビルの3階にあるナポリ料理・アマルフィ料理のレストラン『TI PICCHIO』。窓からの溢れんばかりの陽射しは南イタリアを彷彿とさせる開放的な雰囲気。お花見の季節は、目黒川沿いに咲き誇る桜を同じ目線で眺められるという特等席が人気だ。

シェフ夫妻がナポリとアマルフィで食べ歩いた料理や、訪れた店の空気感をそのまま再現。リゾート地でもあるアマルフィは、ナポリ料理を洗練させた個性的な料理が特徴。マンマの味を楽しめると太鼓判を押されたほどの完成度だ。アラカルトで注文し、ワインとともに楽しみたい。イタリア人が郷土を愛するように、この店を訪れれば愛情を注がずにいられない魅力が満載だ。

ティピッキオの店内

アイボリーホワイトを基調にした温かみあふれる内装。窓に外に広がる桜並木は、ランチもディナーのどちらでも違った魅力を映し出す

アマルフィの名産・レモンを使った「レモンのパスタ」、南イタリア名物の「手長エビのリングイネ」、豚の内臓を赤ワイン、トマトペーストで煮込んだ「ズッパフォルテ」など、知っているようで知らなかった料理がたくさん。

オープン時はまだ地名さえあまり知られていなかった“アマルフィ”。この店をきっかけに興味を持ち、また、アマルフィイを旅したことでこの店に訪れるという人も少なくないのだとか。桜に包まれるような雰囲気の中、美味しい料理とともに過ごすひと時はこの上なく贅沢!

ティピッキオの店内2

店内の調度品や飾りの1つひとつも楽しい。黒板メニューも要チェック!

店舗情報
ティ・ピッキオ
TI PICCHIO
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電話番号:03-5458-2331
イタリア/中目黒、目黒川/花見
東京都目黒区青葉台1-16-9 サクラガーデン3F
東急東横線 中目黒駅より徒歩5分
東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩5分
ディナー:5,000~6,000円(ランチ:1,000~2,000円)

八重桜の小道に現れるフランス香るブラッスリー

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HUIT
〔中目黒〕

『HUIT』の肉料理

ランチは日替わりで平日4種、週末は5種を用意。サラダ、おかわり自由のパン、ドリンクも付いて1,000円からとリーブナブルなのもうれしい

花見の名所・目黒川沿いでも、ちょっと奥まった場所、駒沢通りの『皀樹橋(さいかちばし)』を越えた小道にあるビストロカフェ。中2階のような階段を上がり扉を開けると、フランスの片田舎のような温もりあふれる空気が漂っている。ここ『HUIT』は、中目黒のオシャレカフェのパイオニア的な存在だ。

ビストロ料理をアレンジした親しみやすいメニューを提供。「若鶏のロティー」や「自家製パテ・ド・カンパーニュ」、「半熟卵と砂肝のコンフィサラダ~リヨン風~」などのフレンチから、リゾットやアヒージョなどヨーロッパ各国の料理も並ぶ。平日ランチならパスタやカレーも用意。1,000円ちょっとでサラダやドリンクが付くお得な内容で、中目黒で働くおしゃれな女性を中心に賑わっている。

『HUIT』のワイングラス

ずらりと並ぶワイングラスの向こうに鮮やかな電飾が灯る。ヨーロッパの居酒屋を思わせるオシャレな演出だ

大きな窓から陽光が差し込む日中はランチやティータイムに利用。日が暮れてからのディナータイムは、ブラッスリーとしての本領発揮。フランスワインを中心に、ビールやカクテルを楽しもう。カジュアルに使えるコースもあるので、6人以上の女子会ディナーはこちらがオススメ。

華やかな八重桜が咲き誇る4月半ばは、花見客で大賑わいだが、ピークをはずせば、静寂の中でゆっくり過ごせる居心地のいい場所。サクッと立ち寄りたいときには4席あるカウンターをどうぞ。中目黒らしい、ゆる~い雰囲気に酔いしれたい。

『HUIT』の店内

テーブルごとに椅子やクロスなどが異なるのもさりげなくオシャレ。窓の外に続く八重桜を見ながらのランチも素敵

店舗情報
ユイット
HUIT
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電話番号:03-3760-8898
ビストロ、カフェ/中目黒/花見
東京都目黒区中目黒1-10-23 リバーサイドテラス1F
東急東横線 中目黒駅より徒歩3分
東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩3分
ディナー:4,000~5,000円(ランチ:1,000~2,000円)

ナカメ女子が毎日通いたくなる一軒家ワイン食堂

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MARZAC 7
〔中目黒〕

『MARZAC 7』の「トンテキ」

名物の「トンテキ」(1,200円)。ラードを低温で熱し、じっくりと火を入れていく。ふっくらとした食感と豚肉の甘味が特徴

花見シーズンはもちろん、初夏の新緑、冬のイルミネーションなど、四季折々の表情を映し出す見所満載のスポット・目黒川沿い。その中でも、ひと際賑わいをみせるのがワイン食堂『MARZAC 7』。店名の“7”は、1週間=7日間、毎日でも通いたくなるお店になるように、という意味。軽く一杯からしっかり食事まで、使い勝手の良さで人気の一軒だ。

黒板メニューはほぼ日替わりで、ビストロ料理から家庭料理まで幅広い品揃え。おすすめは看板料理の「炭焼きコンフィ」。肉や鯖などをコンフィにした後、じっくり炭焼きにすることで、外は香ばしく、中はしっとりとした質感に。

『MARZAC 7』の「ゴルゴンゾーラチーズのグラタン」

熱々のオーブン料理も人気。メニューは日替わりなので、何が食べられるかは訪れてからのお楽しみ

ほかにも契約農家から取り寄せる三浦野菜や瀬戸内直送の魚介類、米ソムリエが厳選した米などにもこだわる。どれもボリューム満点なのに、リーズナブルなのがうれしい。ワインはフランス、イタリアはもちろん、アメリカ、オセアニア、日本ワイン、そして自然派ワインと驚きのラインアップ。

1階のカウンターはキッチンに面しているので、ひとりでふらっと立ち寄りたいときや、親密なふたりで過ごすディナーに最適。深夜まで営業しているので中目黒界隈で働く女性たちが、つい「ただいま」と帰りたくなる、そんな居心地の良さも魅力だ。気軽なディナーにはもってこい。

『MARZAC 7』のカウンター席

1階は活気あるオープンキッチンに面したカウンター席とカジュアルなテーブル席。2階はワインボトルがずらりとディスプレイされたオープンな空間。サク飲みでも、じっくり飲みでも使い方は自由

店舗情報
マルザックセブン
MARZAC 7
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電話番号:03-5459-6029
ワイン食堂/中目黒/花見
東京都目黒区上目黒1-14-5
東急東横線 中目黒駅より徒歩3分
東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩3分
 ※目黒川沿い
ディナー:3,000~4,000円

テラスで気軽に楽しむ "世界一のピザ職人"が作る本物のナポリピッツァ

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Pizzeria e trattoria da ISA
〔中目黒〕

『ピッツェリア エ トラットリア ダ イーサ』のマルゲリータ

シンプルな「マルゲリータ」こそ、ピザ職人の腕の違いがはっきりわかる一品。見事な手さばきであっという間に供されるピッツァに感動!

山手通り沿いに行列の絶えない名店がある。「世界ピッツァ選手権」で2007年総合・オリジナル部門優勝、2008年オリジナル部門・芸術部門優勝という経歴を持つ山本尚徳氏のピッツェリアPizzeria e trattoria da ISA』。オープンな店内からはピッツァの焼ける香ばしい匂いが漂い、通る人たちを魅了している。

床は一面タイル貼り、壁には現地の写真が飾られ、テーブルにはビニールのクロスというやや雑多な雰囲気に、かえって期待が膨らむ。店内の一角には圧倒的な存在感のピザ窯が置かれ、ピザ職人たちが休む間もなく動き回る。この窯は、なんと約17トンもの石を使ってナポリの窯職人が仕上げたという。

『ピッツェリア エ トラットリア ダ イーサ』の揚物3種

ナポリのピッツェリア定番の揚げ物も人気。モッツァレラ入り「クロケッタ」、グラタン入り「フリッタティーナ」、ライスコロッケ「アランチーノ」など。ワインが進む!

本物のナポリスタイルにこだわり、小麦粉や塩・チーズなどもすべてイタリア産を使用。水や粉の分量を細かく調整しながら生地を作り、特製の作業台で見事な技で広げられ、そこから500~600度の窯で焼き上がるまで、わずか1~2分。ピッツァは40種以上あるが、初めてなら「マリナーラ」や「マルゲリータ」といったシンプルなものを試してみて。ピッツァのほか、前菜やパスタなどもある。

ピッツァは気どって食べるものではありません。自由なスタイルで熱々のうちにどうぞ」という山本氏の言葉の通り、店内は食事とお酒を楽しむ人の笑い声で賑わう。おいしいものを食べて飲むのが、幸せの近道。テラス席も用意しているので、4人以下でのディナーならオススメ。

『ピッツェリア エ トラットリア ダ イーサ』の店内

床や壁面にイタリア製のタイルを使い、スタッフが手作りで仕上げたという店内は “ナポリの下町にあるピッツェリア”そのままの気さくで明るい雰囲気

店舗情報
ピッツェリア エ トラットリア ダ イーサ
Pizzeria e trattoria da ISA
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電話番号:03-5768-3739
ピッツェリア、イタリアン/中目黒/花見
東京都目黒区青葉台1-28-9
東急東横線 中目黒駅より徒歩6分
東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩6分
 ※山手通り沿いを池尻大橋方面へ
ディナー:3,000~4,000円(ランチ:1,000~2,000円)

濃厚ブリュレのようなしっとりフレンチトーストで夜カフェ

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LONCAFE STAND NAKAMEGURO
〔中目黒〕

『LONCAFE STAND NAKAMEGURO』の「フレンチトースト 濃厚クレームブリュレ」

濃厚なカスタードクリームにベリーのソースを合わせた「フレンチトースト 濃厚クレームブリュレ」(950円)。江ノ島本店でも大人気のメニュー

2016年秋に誕生した『中目黒駅高架下』。さまざまな飲食店が軒を連ねる目黒川寄りの一角にある『LONCAFE STAND NAKAMEGURO』は、日本初のフレンチトースト専門店として、行列の絶えない江の島の人気店。都内初進出を果たし、小さな店内は女性たちでいつも賑わっている。

基本は本店同様に「海・自然・リゾート」を基本とした“湘南スタイル”。本場フランスの「パンペルデュ」を再現したフレンチトーストは、外はカリッと、中はしっとり、とろ~り食感。試行錯誤の末に生み出したオリジナルのアパレイユ(卵液)と絶妙な焼き加減で生まれるのだ。

メニューは約10種あり、スイーツ系だけでなく、食事系の「鎌倉ハムのB.L.T.フレンチトースト」なども用意しているまで、甘いものがちょっと苦手な人でも大丈夫。

『LONCAFE STAND NAKAMEGURO』の「フレンチトースト ライムクリームのティラミス」

中目黒店限定の「フレンチトースト ライムクリームのティラミス」(950円)。ライムの爽やかな風味と、濃厚なティラミスの味わいが意外にもマッチ。お好みでバニラアイスと合わせてみて

スイーツ系の一番人気は表面を香ばしくキャラメリゼした「フレンチトースト 濃厚クレームブリュレ」。数量限定のスペシャルメニュー「黒トリュフのホワイトソース」(1,260円)は、アツアツのフレンチトーストに洋ナシ、バニラアイス、黒トリュフ入りのホワイトソースをかけたひと品。エスプレッソをかける「アフォガート風」(930円)など個性的なメニューも揃う。

駅の高架下という立地なので、夜カフェでフレンチトーストもOK。また、中目尻でしっかりとディナーを楽しんだあとに、自慢のコーヒーをいただくのもオススメ。お土産として人気急上昇中の「チーズインバウム」(324円)も要チェック!

『LONCAFE STAND NAKAMEGURO』の外観

湘南を思わせる青いレンガと白い扉の外観。通りに面した5席のカウンターで中目黒の街を眺めながらのスイーツタイムもオススメ

店舗情報
ロンカフェ スタンド ナカメグロ
LONCAFE STAND NAKAMEGURO
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電話番号:03-6303-0308 ※予約不可
フレンチトースト、カフェ/中目黒/花見
東京都目黒区上目黒1-22-12
東急東横線 中目黒駅より徒歩1分
東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩1分
 ※中目黒駅改札を出て横断歩道を渡りすぐ
1,000~2,000円

三陸直送の新鮮シーフードとシャンパンで楽しむ中目黒ディナー

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港町バル
〔中目黒〕

『港町バル』の「ヴァポーレ」

65度の低温で30~40分かけてじっくりと牡蠣に火を入れる『新昌』の「ヴァポーレ」(1P 400円、4P 1,500円)。ぷりっぷりの食感がたまらない!

今日は肉じゃなくて、魚介の気分!というときにオススメなのがこちら。山手通りからちょっと入ったところにある、こぢんまりとしたバル。イタリア・ヴェネチアの街角にあるバルをイメージという『港町バル』は、三陸で水揚げされた魚介料理と白ワインを楽しめる一軒

三陸の漁港から毎日届く鮮度抜群の魚介をイタリアンベースで調理。仕入れの状況によってメニューが替わるので、黒板メニューをチェックしよう。「アクアパッツァ」をはじめ、「アヒージョ」や「フリット」など、どんな魚介もおいしく仕上げてくれる。女子に人気の「漁師風バーニャカウダ」(1,450円)は、野菜だけではなく、海老など魚介入りというのもうれしい。

『港町バル』の「漁師風バーニャカウダー」

やっぱり野菜も欠かせない。ボリュームたっぷり「漁師風バーニャカウダ―」は、イカの肝を使った特製ソースをつけていただく

看板メニューのブランド牡蠣『新昌』は、特別な方法で養殖・運送、さらにヴァポーレ(低温蒸し)することで、生臭さがなく、よりふっくらとした食感に仕上がる。とろっと濃厚なミルクがあふれ、今までにない牡蠣のおいしさに出合える。一緒に味わいたいワインはグラスワインは700円~、ボトルワインは3,500~4,000円とリーズナブル。

店内は港町風のインテリア。タイルがオシャレなカウンター席を抜けると、奥にはソファ席があり、ワインがずらりと並ぶ。狭すぎず、広すぎずの距離感が心地良い。飲み放題付きのディナーコースは5,000円から。まずはスパークリングワインで乾杯!

『港町バル』の店内

女性が多い中目黒のバルにあって、実は男性からも支持されている一軒。カウンター席には、仕事帰りや地元の仲間と軽く飲んで帰るビジネスマンの姿も

店舗情報
ミナトマチバル
港町バル
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電話番号:03-3713-8081
バル、シーフード/中目黒/花見
東京都目黒区上目黒3-7-8 世拡ビル1F
東急東横線 中目黒駅より徒歩2分
東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩2分
ディナー:3,000~4,000円

予約不可、カウンターのみ! 20年以上食通に愛されている焼鳥の名店

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鳥よし 中目黒店
〔中目黒〕

『鳥よし中目黒店』の焼鳥

人気の「かしわ」と「つくね」。濃厚な伊達鶏の旨味を最大限に引き出す職人技に感動

駅近ながら隠れ家的な名店が多いのも中目黒の特徴のひとつ。地元密着型の『目黒銀座商店街』からさらに1本入った路地裏に佇む焼鳥『鳥よし 中目黒店』。厳選した福島県の銘柄鶏・伊達鶏のみを使った焼鳥店で、20年近くも食通に愛されている一軒だ。

この店を立ち上げた猪俣氏はフランス・パリの焼鳥店で約15年に渡って腕を磨いたという異色の経歴の持ち主。それゆえ、フランスのブレス鶏に近い旨味をもつ鶏を探し、伊達鶏にたどり着いたという。一羽丸ごと仕入れて捌き、丁寧に下処理。1本ずつ串打ちし、紀州の備長炭でじっくりと焼き上げる。焼鳥は全20種で、名物の「かしわ」や「つくね」をはじめ、希少部位の「ちょうちん」も人気。しかも1本200円から400円というリーズナブルな価格帯なのがうれしい。

鳥よし中目黒店』のちょうちん

ぜひ食べたい「ちょうちん」と「さび焼」。同じ鶏でも部位ごとに全く違うおいしさ

コースはなくアラカルトのみ。焼鳥のほか、種類豊富な野菜焼、「もものたたき」や「茶碗蒸」、締めには「そぼろ丼」や「きじ丼」が人気。好みのものをセレクトしよう。また、ワインの本場・フランスにいたからこそ、焼鳥とワインのマリアージュを提案。スタッフ自ら全国各地の酒蔵に出向き、おいしい日本酒やワインを探すという努力も怠らない。決して多くを語らなくても、食べればその真摯な姿勢は伝わってくる。

店内は広々とした白木のカウンター席のみ。しかも全21席で、予約は不可。ディナーにおいしい焼鳥が食べたければ、並ぶしかない。何カ月も前から予約をしなくても、当日に時間の余裕さえあれば、入店することができるかもしれない。そんな期待感もデートにはぴったり。さくっと“ひとり焼鳥”をするカッコイイ中目尻女子を目指してみては?

『鳥よし中目黒店』のカウンター

余計な装飾のない、清潔感あふれるカウンター席。職人と会話しながらの食事も楽しい

店舗情報
トリヨシ ナカメグロテン
鳥よし 中目黒店
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電話番号:03-3716-7644 ※予約不可
焼鳥/中目黒/花見
東京都目黒区上目黒2-8-6 谷島ビル1F
東急東横線 中目黒駅より徒歩3分
東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩3分
ディナー:6,000~7,000円

コク深いダブルの辛味噌スープが食欲をそそる!

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いずみ田 中目黒店
〔中目尻、中目黒〕

『いずみ田 中目黒店』の「慶州鍋」

素材の旨味と2種の味噌が合わさって、またとない濃厚な味わいを生む「慶州鍋」。またすぐに食べたくなる、ヤミツキになる味わい

中目黒の昔ながらの繁華街エリアといえば『目黒銀座』。電気屋、履物屋などが並ぶ商店街には、地元民が通う名店が多い。その中にある『いずみ田 中目黒店』は、福岡・博多に3店を構える人気店の関東1号店。鮮度抜群の魚介など地元から取り寄せた食材を用いて、東京にいながらにして、博多の味を満喫できる。

看板メニューは、初代店主が考案したというオリジナルの鍋「慶州鍋」(1人前 1,600円)。日本の味噌と韓国の味噌をブレンドし、キャベツ、ほうれん草、ニラ、ネギといった野菜、豚バラなど具だくさんのピリ辛鍋。濃厚な旨味に、食欲とお酒が止まらない。トンコツを鶏ガラスープで炊き、黒毛和牛の小腸とたっぷりのキャベツ、ニラ、ニンニクを加えた「博多コラーゲンもつ鍋」(1人前 1,600円)は女性に人気。

『いずみ田 中目黒店』の「活イワシ磯辺巻き」

定番の「活イワシ磯辺巻」(980円)。鮮度のいいイワシの刺身と青ネギ、ワサビを有明の海苔で巻いていただく。日本酒との相性は抜群だ

ほかにも博多名物の「ごまさば」(1,200円)や「自家製つぼだい味噌焼」(1,600円)、「焼きたて明太だし巻き」(800円)、「いわし明太揚」(800円)など、博多のうまかもんが勢ぞろい。

いろいろと楽しみたいなら、「活イワシ磯辺巻き」や「ごまさば」、「慶州鍋」など自慢の逸品を少しずつ楽しめる「いずみ田コース」(全7品、3,800円)がオススメ。オシャレな中目黒だけでなく、地元に愛され続けるお店を回ってみると、また違った魅力に気づくはず。

『いずみ田 中目黒店』の店内

鍋をオーダーするなら、ゆったりとしたテーブル席で。ワイワイ楽しみたいなら座敷席、ふたりなら奥にあるカウンター席と、人数に合わせて使い分けたい

店舗情報
イズミダ ナカメグロテン
いずみ田 中目黒店
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電話番号:03-5722-8307
博多郷土料理/中目黒/花見
東京都目黒区上目黒2-12-11 戸田ビル2F
東急東横線 中目黒駅より徒歩2分
東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩2分
ディナー:4,000~5,000円

本格フレンチをリーズナブルに! 池尻で予約の取れない人気のビストロ

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du Barry
〔池尻大橋〕

『du Barry』の「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」

メインディッシュの一例「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」。やわらかく煮込んだほほ肉は口の中でほろっとほどけていく。ワインとの相性は抜群

隠れ家的なお店がひょっこり現れる池尻大橋。緑あふれるデッキの奥に木の扉が迎えてくれる『du Barry』は、ビストロやワインバーが多い池尻でも圧倒的な人気を誇るお店だ。

それもそのはず、この店のオーナーは、銀座の老舗レストラン『レカン』などの名店でサービスを務めてきた谷田部氏。数々の名店で腕を磨いてきたシェフとともに、フランス郷土料理と自然派ワインを提供する。クラシカルな料理がメインだが、シェフならではの独創的なアレンジを加えたメニューもバランスよく並ぶ。このスタイルのお店にしては珍しくカウンター席はないが、適度な距離感なので、心地よく過ごせる。

『du Barry』のワインなど

ワインは自然派を中心に幅広いラインアップ。料理とワインの組み合わせに迷ったら、気軽に相談を。ベストマッチを教えてくれるはず

ディナーは2コース。なんと4,800円からとビストロ価格だが、味は本格的。ひと口食べれば、丁寧に下ごしらえをほどこし、じっくりゆっくりと作り上げた料理だということが分かる。

ランチはプリフィクスコースで1,500円から2,800円とリーブナブル。ビストロの定番「パテ・ド・カンパーニュ」や旬の食材を盛り込んだテリーヌ、築地直送の鮮魚で作る「今日のお魚料理」など、オードブル、メイン、デザートをそれぞれ3~4種用意しているので、選びやすいのがうれしい。

池尻大橋エリアの桜並木は比較的、歩きやすいはず。ディナーを楽しんだら、ゆっくり散歩してみて。

『du Barry』の店内

客席はすべてテーブル席。まるでカフェのようなオシャレな店内には、木の温もりがあふれ、柔らかな雰囲気が漂っている

店舗情報
デュ バリー
du Barry
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電話番号:03-6450-8177
ビストロ、ワイン/池尻大橋/花見
東京都世田谷区池尻2-37-7 スカイビュー246 1F
東急田園都市線 池尻大橋駅 南口より徒歩8分
ディナー:6,000~8,000円(ランチ:1,000~3,000円)

伝統的フランス料理を現代的にアレンジしたオリジナルフレンチ

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wine bistro apti.
〔池尻大橋〕

『wine bistro apti.』の料理

ボリュームたっぷりの肉料理が人気。メニューによってはハーフサイズも用意しているので、少人数でもあれこれオーダー可能

246を渡り、池尻大橋駅を越えたエリアは閑静な住宅街。こんなところに? と思うような場所に佇む、ワイン好きのためのビストロ。シャンデリアが煌き、シックな赤でまとめた店内はムードあふれる大人の空間。オトナ女子会やデートにぴったりの一軒。ふたりで過ごすならカウンター席がおすすめ。

メニューは、伝統的なフランス料理を現代的なスタイルにアレンジしたオリジナルフレンチ。当然ながら、ワインと相性のいい料理がずらりと揃う。まずは「小皿料理 3種盛り」(1~2人前/1,400円)をつまみながら、何をオーダーするか考えよう。おすすめはラングドック地方の伝統料理「名物!カッスーレ」(2,500円)。自家製ソーセージを使い、じっくり煮込んだ濃厚な味わいにワインが止まらない。

『wine bistro apti.』の店内

フランスの路地裏に迷い込んだような店構え。ふらりと立ち寄れる、使い勝手のいいワインビストロ

フォアグラ、鴨、牛タン、砂肝などを合わせた「美食家のパテ」(1,300円)や「仔羊のバスク風モツ煮とグリル」(3,000円)など、ワインラバーにはたまらない肉料理はもちろん、ボリューム満点の「ブイヤベース」(3,000円)や「桜マスの自家製スモークのサラダ 黒オリーブのソース」(1,300円)などの魚介料理もぜひ食べてみたい。

主役のワインは約200種。グラスワイン700円から、ボトルは4,000から6,000円をメインに、10,000円以上の至極のワインまで幅広いラインアップ。オーガニックワインが中心なので、後に残りにくく身体が疲れないのがうれしい。全20席、訪れた人はみんなワイン仲間になれそうな一軒。

『wine bistro apti.』の外観

ヨーロピアンアンティークをベースにしたオーセンティックな空間はラグジュアリーにも見えるが、ワイワイと楽しむことができるカジュアルな雰囲気

店舗情報
ワインビストロ アプティ
wine bistro apti.
電話をかける
電話番号:03-3413-5133
ワイン、ビストロ/池尻大橋/花見
東京都世田谷区池尻3-19-16 伊丹マンション1F
東急田園都市線 池尻大橋駅 西口より徒歩5分
ディナー:5,000~6,000円

駅周辺の再開発で、変化を続ける中目黒の街。一方で、庶民的な香りの目黒銀座商店街や、緑豊かな目黒川など、この街独特の穏やかな街並みは健在。独特のゆるさが漂う街中には、おしゃれなカフェやセレクトショップが溶け込むように点在しています。目黒川の桜も見ごろを迎えるこの季節は、まさに中目黒散策のベストシーズン。美味しいお店を巡りながら、お花見がてら街を歩いてみましょう。

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