《1》【お魚】
『蒸籠味坊（ジョウリュウアジボウ）』

中国語で同じ読み方をする「魚」と「余」。そのことから「年年有余」を「年年有魚」として「毎年いい収穫がある」という意味を持つそう。さらに「春節」でいただく料理では「蒸し魚」が一般的とのこと。

代々木上原にある『蒸籠味坊（ジョウリュウアジボウ）』は「蒸す」と言う料理法に特化した中国式蒸し料理専門店。なかでもおすすめは「鼓油皇蒸魚（魚の広東風蒸し物）」です。

そもそも中華料理と言うと「脂っぽい、 味が濃い、 炒め物」のイメージを持ちますが、それは一部のみ。あっさりとした料理もたくさんあります。そのなかでもヘルシーで、旨味がギュッと凝縮されるのが「蒸し料理」です。

この機会にぜひ「蒸す」という調理法の素晴らしさを実感してください。

《2》【餃子】
『天津餃子（テンシンギョウザ）』

昔の中国の貨幣「元宝」に似ていることから「富をもたらす」とされている「餃子」。「春節」にいただく「餃子」には「なつめ」「落花生」「栗の実」「硬貨」などを餡に入れるそうです。

東京駅の『黒塀横丁』にある『天津餃子（テンシンギョウザ）』は、1954年創業の老舗中国料理店『天津飯店』の新業態店。本場中国では国家資格である「特級点心師」が手包みするこだわりの「餃子」をカジュアルに味わえます。

厳選素材を使用した「贅沢餃子」や、四季折々の食材を使用した「季節餃子」まで、年間100種以上の「餃子」をラインアップ。

そのほかにも「水餃子」「蒸し餃子」「揚げ餃子」「スープ餃子」…と、幅広いメニューも一緒に楽しみましょう。

《3》【春巻】
『蓮香楼（レンカロウ）』

中国では「春巻」のことを「春餅」と呼び、春の象徴でもあります。お肉や野菜を包んだ「春餅」を食べることは「終始一貫」の意味があるとされ、縁起の良い料理といわれているそうです。

銀座にある『蓮香楼（レンカロウ）』は、1889年創業の老舗広東料理店の日本初上陸店。本家の広東料理の正統を受け継ぎつつも、日本の食材も活用。中国料理の真髄を和の装いにアレンジしながら「華魂和装」の精神で調理します。

海が近い広東エリアならではの「海鮮春巻き」は、おすすめのひと品。海老をはじめとする海鮮類を「春巻」の餡にしてカラッと揚げた逸品は「春節」にいただきたい逸品。

看板メニューの「広東式ダック」や「香港チャーシュー」、「広東式茹で丸鶏」など、さまざまな料理と共に楽しみましょう。

《4》【長寿麺・長麺】
『譚仔三哥（タムジャイ サムゴー）』

日本の麺と同じく、長寿の願いが込められている「長寿麺」「長麺」。麺の長さは食べる人の人生の象徴とされているそうです。

新宿に1号店を構える『譚仔三哥（タムジャイ サムゴー）』は、香港で人気No.1の米線スープヌードルレストラン。6種類のスープをはじめ、辛さのレベル、そしてトッピングの具材まで、それぞれ自分好みにカスタマイズできます。その組み合わせは、なんと140万通り。チョイスする楽しみも大きいです。

ちなみに香港では「鶏むね肉」「豚バラチャーシュー」「豚ひき肉炒め」のトッピングが人気とのこと。

気に入った組み合わせにハマるもよし、片っ端から組み合わせをチャレンジするもよし。いろいろな組み合わせを試して、オリジナルの「ベスト」をつくってみてください。

《5》【お餅（年糕）】
『添好運（ティム・ホー・ワン）』

日本と同じく、正月に欠かせない「お餅（年糕）」。中国では「年糕」と「年高」が同じ発音であることから、仕事などが成功して「年々高くなる」ようにとの願いが込められているそうです。

そもそも「年糕」という料理の歴史は長く、種類もいろいろあります。日本でなじみのあるメニューは、おそらく「香煎臘味蘿蔔糕（大根餅）」ではないでいでしょうか。

日比谷に1号店をオープンさせた『添好運（Tim Ho Wan／ティム・ホー・ワン）』は「世界一安いミシュランレストラン」として知られる香港の点心専門店。こちらの「香煎臘味蘿蔔糕（大根餅）」は、香ばしく表面を焼いたもっちり食感が特長です。大根のシャキッと感がアクセントのひと品です。

そのほかにも「蒸点心」「ベイクド」「焼点心」「揚点心」「粥・蒸飯」「ライスロール」「茹点心」「デザート」…など、そろえる点心は盛りだくさん。いろいろ味わって。

《6》【元宵団子】
『春水堂（チュンスイタン）』

旧暦の十五夜（新年から15日目の満月の夜）に欠かせない「元宵団子」。旧正月の定番スイーツでもあります。

また中国語で「団子」は「湯圓」と呼ばれ、発音が「団圓＝家族団らん」と同じであることから「離れている家族との再会や絆」を表現していると言われています。

代官山に本店を持つ『春水堂（チュンスイタン）』は、創業1983年、台湾で50店舗以上を展開するお茶専門カフェ。タピオカミルクティー発祥の店として本場台湾で国民的な人気を誇ります。こちらでは台湾式ぜんざい「黒胡麻湯圓（タンエン）」をメニューに用意。白玉団子で餡を包み、甘味をつけた温かいシロップに浸して食べます。

厳選茶葉の「阿里山烏龍茶」や、定番の「タピオカミルクティー」など、ならではのドリンクと一緒に楽しみましょう。

《7》【みかん、柚子】
『台湾甜商店（タイワンテンショウテン）』

中国語で「みかん」は「橙」や「桔」と書き、その発音が「成」と「吉」に似ていることから、「幸運」や「成功」をもたらすと言われています。

同様に、中国語で「柚子」の発音が「有」に似ていることから、継続的な繁栄をもたらすと考えられているそうです。

『台湾甜商店（タイワンテンショウテン）』は、台湾の「食」を通じてその魅力を伝え、より台湾の文化を身近に感じてもらいたいという想いから誕生したお店。こちらでは”愛を込めて、オレンジとチョコレートの魔法”をテーマとした「オレンジショコラティー」を新発売します。

ミルクティーに、チョコレートソースと爽やかな酸味のオレンジマーマレードジャム、生タピオカを合わせた風味豊かなドリンク。バレンタインシーズンにぴったりの味わいを楽しみましょう。